みなさまから寄せられる質問とその回答を掲載しています。
耐震診断をしたほうが良い家はどんな家ですか? | |
構造計算をしていない全ての家(多くの家は、正式な構造計算をしていません)が対象です。 特に、建築基準法の大きな改正が行われた、昭和56年以前の基準で建てられた住宅は、要注意です。 |
無料の耐震診断はありますか? | |
ございます。建物を調べる事を前提に現地調査を行い、設計図面を基に一般診断ソフトによる診断を無料でご提供しています。 |
耐震診断の所用時間はどれくらいですか? | |
建物の大きさと目指す(診断の)精度によって変わります。最低限、屋根裏と床下には入って調査しますので、通常2時間程度はかかります。また施工図面が残っていて、図面の精度が高いと確認できれば、調査時間を大幅に短縮することができます。その後、調査結果の解析には、1週間ほどいただいております。 |
耐震診断を受けるにあたって、準備しておいたほうがよいことはありますか? | |
現在のお住まいの建築確認申請書や施工図面等、建物の資料は多ければ多いほど助かります。 |
耐震診断は実際にはどのようなことをしますか? | |
先ずは現状を正しく評価する必要があります。先ずは耐力壁(筋交いの入った壁)の位置と仕様を確認し、図面に落とし込みます。同時に基礎や金物の状況に異常がないかをチェックします。また、床のレベルを測定し、傾きがないか、ある場合の原因になりそうな部材に異常がないかどうかをチェックします。正確を期す場合、基礎にX線を当てて鉄筋の状況を見たり、シュミットハンマーでコンクリート強度を測定したりする場合もありますが、初期の診断では稀です。 以上が調査で、それらの結果を元に診断ソフトで解析します。 |
耐震リフォームには助成金があるようなことを聞きました。 | |
耐震リフォームの助成金は、各自治体により規定が異なります。助成金のページからご参照ください。 |
耐震診断で倒壊する恐れがあるということが分かったら、リフォームと建て替えのどちらのほうがよいのですか? | |
抜本的な対策を施すにはやはり新築ということになるでしょが、ほとんどの方は、簡単に新築できる経済状況にはないのが実情でしょう。しかし、だからといって危険な状態のまま何もしないでいますと、取り返しのつかない事態を招くことも心配です。 特に木造の場合ですと、補強の仕方はいろいろ(安価な方法も)ありますし、制振部材を入れることで、地震の揺れそのものを軽減することも可能です。そのような意味では、一度専門家の診断を受けられることをお勧めいたします。 |